ガリガリ体型でもOK!自宅で筋肉をつける筋トレ術

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「ガリガリ体型のまま筋トレをしても意味がない」「まずは体重を増やさないといけない」と思い込んでいませんか?

実際には、自宅での筋トレと適切なアプローチさえあれば、体型を変えることは十分可能です。

筋肉がつかない体質なんて存在しないので、誰でも細マッチョくらいならなれます。

この記事では、私自身が43kgのガリガリ体型から筋肉をつけることに成功した経験をもとに、初心者でも無理なく取り組める筋トレの方法を詳しく解説します。

目次

自宅筋トレの選び方:自重 vs 器具

自宅での筋トレは、ジムに通う時間が取れない人や、気軽に運動を始めたい人にオススメ。

筋トレの種類は2種類があり、それぞれ特徴や効果が異なります。

  • 自重を使ったトレーニング
  • 器具を活用したトレーニング

自重トレーニングの特徴

プッシュアップ(腕立て伏せ)やスクワット、プランクといった基本的な種目が中心で、特に全身をバランス良く鍛えるのに適しています。

自重トレは特に「細マッチョ」を目指す方におすすめです。

筋力だけでなく、持久力や体幹の安定性も向上させる効果があるため、スポーツパフォーマンスの向上や日常生活の動作改善にも役立ちます。

メリット

自重トレーニングをするメリット
  • 器具なしで手軽に始められる
  • 場所を選ばずどこでもできる
  • 初心者でも取り組みやすい

基本的に特別な準備や購入物が不要(懸垂は除く)なため、初心者でも気軽に取り組めます。

ジムと違って移動する手間と時間がかからないので、運動習慣を維持しやすいとうのが最大のメリット。

デメリット

自重トレーニングをするデメリット
  • 負荷調整が難しい
  • 重量に限界がある
  • 鍛えられる部位に偏りがち
  • サボりやすい

自重トレーニングの最大のデメリットは、トレーニング種目の種類が限られていることです。

  1. 特定の部位を鍛えにくい
  2. 負荷に限界がある

本格的に筋肉を大きくしたい場合には物足りなく感じることがあります。

負荷を上げる方法としては、反復回数(レップ数)を増やすのが一般的です。

ただし、この方法は心肺機能を大きく使うため、息が上がりやすくなり、1セットの時間が長くなることで高重量を扱うよりも精神的キツかったりします

また、自宅でできるため手軽に始めやすい一方で、スマホやテレビといった誘惑に負けてサボってしまうことも。

こうした点が気になる場合は、ジムに通う選択肢も検討すると良いでしょう。

サッカーなどの持久系の運動が嫌いな人は、自重は合わないかもしれません

器具を使った筋トレの特徴

器具を使った筋トレは、ダンベル、バーベルなどを使用し、特定の筋肉を集中的に鍛えることができます。

特に自重では出来ない負荷を与えることが出来るので、筋肥大を目指してボディビルダーのような体型を目指す方に適しています。

メリット

  • 負荷を細かく調整できる
  • 特定の筋肉を効率的に鍛えられる
  • 高負荷トレーニングが可能

器具を使ったトレーニングは、自重トレーニングと比べて圧倒的に種目のバリエーションが豊富です。

たとえば、肩の前部・側部・後部や、大胸筋の上部・下部など、特定の部位を細かく狙って負荷を調整することができます。

さらに、ダンベルやバーベルなどの器具を使えば、重量を自由に調整できるため、自分の筋力やトレーニングレベルに合わせて効率的に鍛えることが可能。

また、重量を徐々に落とすことで、筋肉を限界まで追い込みやすくなります。

デメリット

  • 初期費用がかかる
  • スペースが必要

器具を使ったトレーニングのデメリットは、何と言っても初期費用がかかることと、器具を置くためのスペースを確保しなければならない点です。

特に、一人暮らしのワンルームなど限られたスペースでは、器具の配置や収納についてしっかり考える必要があります。

ただし、筋トレ器具は一度購入すれば半永久的に使用できるため、長期的なコストパフォーマンスを考えれば、決して高額な投資ではないと言えるでしょう。

ダンベルは安物でもOK。まずは5kgのダンベルから始めてみましょう。

あなたに合う筋トレスタイルの選び方

筋トレのスタイルは、あなたの目標や生活スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。

自重トレがおすすめな人

  • あまりお金をかけたくない
  • まずはお試しで筋トレを始めて習慣づけたい
  • 細マッチョになれれば十分

筋トレに限らず何かを習慣づけることは難しいです。

続けられる自身がない人は無理に器具を買わずに、自重トレーニングから始めるのがいいでしょう。

どうしても器具を使用したい場合は、短期間でもいいのでジムに通うほうがいいかもしれません。

器具トレがおすすめな人

  • 効率よく筋肉量を増やしたい
  • 特定の筋肉を重点的に鍛えて、バランスの良い体型を目指したい
  • 高負荷トレーニングを行いたい人
  • ずっと筋トレを続けようと思っている
  • 最終的にゴリマッチョになりたい

筋トレを続けられる自信があるか、3ヶ月以上継続して筋トレを続けられているのであれば、器具の購入を検討してもいいでしょう。

器具なしで鍛える筋トレ法

腕立て伏せ

鍛えられる部位
  • 三頭筋
  • 肩(前部)

腕立て伏せは、初心者にもおすすめの自重トレーニングです。

メインで鍛えられるのは胸の筋肉(大胸筋)で、手幅を狭くすると三頭筋を鍛えることができます。

腕立て伏せのコツ
  1. 両手の幅は肘を90度まで曲げたときに、『前腕が地面に対して垂直』になるように逆算する
  2. 体はまっすぐに保ち、腰を逸らさず一直線になるようにする。
  3. 肘の角度が90度くらい曲がれば十分
  4. 下ろすときはゆっくり。2秒くらいかけて下ろす。

初心者の方は膝をつけてOK。

ディップス

鍛えられる部位
  • 胸の下部
  • 三頭筋

ディップスは、胸、肩、三頭筋を効果的に鍛えることができる筋トレ種目です。

腕立て伏せと比べて、体重が直接かかるため負荷が高く、より筋力アップに適しています。

通常はディップススタンドなどの器具を使用するのが理想ですが、椅子やベンチを使って代用することも可能です。

ただし、器具を使うほうが動作の安定性が高く、より効率的にトレーニングを行えます。

ディップスのコツ
  1. 肘は90度曲がるくらいで十分
  2. 下ろす動作を重視し、ゆっくり肘を曲げながら体を落とす

初心者は最初まず出来ないので、下ろす動作だけでもOK。

ブルガリアンスクワット

鍛えられる部位
  • お尻

ブルガリアンスクワットは、片足を台に置いて行うスクワットの一種で、特に脚やお尻の筋肉をターゲットにしたトレーニングです。

スクワットよりもダイレクトに足に負荷が掛かり、深く下ろすとお尻の筋肉も結構鍛えられます。

ブルガリアンスクワットのやり方

ブルガリアンスクワットのやり方
  1. 片足をソファやベンチなどの台に乗せ、もう一方の足は床に置きます。
  2. 床に置いた足で体を下げていきます。膝が90度になるまで下げたら、ゆっくりと元の位置に戻します。
  3. 両足を交互に行うことで、両脚の筋肉を均等に鍛えます。

器具ありで効率アップ!筋トレ法

ワンハンドダンベルローイング

鍛えられる部位
  • 背中

ワンハンドダンベルローイングは、片側ずつ筋肉を動かすため、初心者にも適したトレーニング種目です。

  • 筋肉を意識しやすい
  • 正しいフォームを維持しやすい
  • 力を発揮しやすい

片側に集中できるため、初心者でも効率よく力を出しやすく、適切な負荷を感じながら鍛えることができます。

ワンハンドダンベルローイングのコツ
  1. 下ろすときはゆっくり
  2. 肘が90度に曲がるところまで上げる
  3. 体をひねらない
  4. 背中をまっすぐに保つ

下ろす動作で筋肉に負荷をかけることが、筋力アップには重要です。

焦らず丁寧に下ろすことで、筋肉の伸びを意識しましょう。

ダンベルブルガリアンスクワット

鍛えられる部位
  • お尻

ブルガリアンスクワットにダンベルを加えることで、さらに負荷を増すことが可能です。

最大の特徴は、負荷がダイレクトに片足にかかるため、少ない重量でも十分に効果的だという点です。

バーベルやダンベルスクワットでは、負荷が足だけでなく、腰や背中などにも分散してしまうため、より重い重量を使用する必要があります。

また、心肺機能も使うため、精神的にもキツイのが通常のスクワットの特徴。

特に負荷が高くなると、呼吸が乱れやすく、休憩を挟んで息を整える時間が必要です。

ダンベルブルガリアンスクワットのコツ
  1. 下ろすときはゆっくり
  2. 膝を90度にくらい曲げればOK
  3. 少し前傾すると膝により刺激が行く

下ろす動作で筋肉に強い負荷がかかるので、ゆっくり丁寧に下ろしましょう。

上半身を少し前に倒すことで、大腿四頭筋により強い負荷をかけることができます。

下ろす位置が浅いとお尻の筋肉は鍛えられないので、鍛えたいのであれば膝が90度になるくらい曲げると良いでしょう。

膝が90度を越えると、膝関節に過度な負担がかかりやすいので注意

懸垂(チンニング)

鍛えられる部位
  • 背中

懸垂は、背中の広背筋をターゲットにした非常に効果的な筋トレです。

腕の力だけで行うと、腕のトレーニングにもなりますが、背中の筋肉を意識して行うことが重要です。

懸垂ができる環境さえあれば、これを取り入れることで背中全体を効率的に鍛えることができます。

懸垂のコツ
  1. 肩幅より少し広め
  2. 下ろすときはゆっくり
  3. 背中は丸めず海老反り

肩幅より少し広めに手を開くことで、広背筋をより効果的にターゲットにできます。

背中の筋肉は直接見ることができないため、意識しにくい部分です。

そのため、懸垂の際は動作を丁寧に行い、特に下ろすときにしっかりと意識を向けましょう。

初心者向けアドバイス

最初は懸垂を一回もできない場合が多いです。

最初は、ジャンプして上まで上げ、あとは下ろす動作だけを行う方法を取り入れると、少しずつ筋力をつけていけます。

ダンベルベンチプレス

鍛えられる部位
  • 大胸筋

ダンベルベンチプレスは、胸部の筋肉(大胸筋)を効率よく鍛える事ができ、主に中部と上部に刺激がいきます。

バーベルと比べてダンベルは可動域が広いため、より多くの筋繊維を刺激できます。

ただしダンベルベンチプレスは、ダンベルを個別に支える必要があるため、バーベルに比べてフォームを習得し維持するのが難しくなります。

ダンベルベンチプレスのコツ
  1. 下ろす位置は肘が90度になるまで
  2. 腕の角度を確認する
  3. 腕を伸ばしきらない

ダンベルを下ろす位置は、肘が90度くらいまでで十分です。

これ以上下げると肩に過度な負担がかかり、怪我の原因になる可能性があります。

また常に腕が垂直になっているかを意識して、動作を行うことが大切です。

意識せずに動作をすると、ズレている場合が多く、しかもズレていることにすら気づきづらいです。

特に顔の近くにズレがちなので注意しましょう。

あと腕を完全に伸ばしきらないようにしましょう。

腕を伸ばしきると、肘がロックされてしまい、筋肉にかかる負荷が抜けます。

トレーニング中は常に筋肉に負荷をかけ続けることが大切です。

筋肉を緩めずに常に緊張させることで、より高い効果を得られます。

レッグレイズ

鍛えられる部位
  • 腹筋

レッグレイズは、特に腹筋を鍛えるのに効果的な種目で、ベンチ台を使用することでさらに強力な負荷を与えることができます。

このエクササイズは、初心者でも簡単に動作を行うだけで十分な負荷をかけることができるため、非常におすすめです。

レッグレイズのコツ
  1. 足を下ろす位置は水平まででOK
  2. ゆっくりと下ろす

アブローラー

アブローラー(腹筋ローラー)は、腹筋を効果的に鍛えることができる筋トレ器具です。

小型で軽量、安価ながら非常に高い負荷を与えられます。

ただし難易度が非常に高く、体重が重いほど難しくなります。

初心者のうちは膝を付きながら行うだけで十分

自宅で筋肉をつける4つのコツ

自宅で筋肉をつけるには、トレーニングだけでなく、食事やトレーニング方法、そして正しいフォームを意識することが重要です。

以下では、自宅で効率よく筋肉をつけるための具体的なコツを4つご紹介します。

筋肉をつけるコツ
  • 筋肉を大きくするには食事が重要
  • 限界まで追い込む
  • 高回数にする
  • 正しいフォームを重視する

筋肉を大きくするには食事が重要

筋肉を成長させるには、適切なトレーニングだけでなく、栄養摂取も不可欠です。

特に以下のポイントを意識しましょう。

タンパク質は適量で十分

筋肉を構成する主要成分であるタンパク質は、成長に必要不可欠です。

しかし、ボクサー体型くらいの細マッチョなら、一般的な食事で十分な量を摂取することができます。

米や肉、魚、卵、大豆製品など、バランスの取れた食事を意識すれば、初心者や中級者レベルのトレーニーにとって特別なサプリメントは不要。

よほど筋肉量が多いマッチョを目指さない限り、サプリメントはそこまで必要ではありません。

カロリーオーバーで炭水化物を多めに

筋肉を大きくするには、カロリー摂取量が消費量を上回る状態、いわゆる「オーバーカロリー」が必要です。

その中でも、炭水化物を主食にして摂取量を増やすのが効率的です。

炭水化物はエネルギー源として最も重要であり、筋トレのパフォーマンス向上にも役立ちます。

また炭水化物を摂取すると、体内でインスリンというホルモンが分泌されます。

インスリンは、筋肉への栄養素の運搬を促進する役割を持ち、筋肉の成長に必要なタンパク質や糖分を効率的に吸収できるようにします。

そのため、炭水化物をしっかり摂ることで、筋トレ後の栄養補給の効果が高まり、筋肉がつきやすい体内環境を作ることができます。

限界まで追い込む

筋肉を成長させるためには、トレーニングで筋肉に十分な刺激を与えることが重要です。

そのためには、限界まで追い込むトレーニングが効果的です。

回数を決めない

1セットの回数を固定せず、限界まで行うことがポイントです。

「10回やったら終了」と決めてしまうと、本来の限界に達する前にトレーニングを終えてしまう可能性があります。

初心者の場合、心理的なブレーキがかかりやすいので、あと数回できる状況でも終了してしまいがちです。

回数を決めず、できるだけ追い込むことを意識しましょう。

動かなくなるまでやる

初心者のうちは「限界」が分かりづらいので、腕立て伏せやスクワットを例に、もう動かせなくなる状態までやり切ることを目指します。

これにより、筋肉に最大限の刺激を与えることができます。

慣れてくると自然に限界まで追い込む感覚が身につき、トレーニングが習慣化しやすくなります。

最後は反動を使って下ろす動作を意識

どうしても挙げられない最後の1回は、反動を使って挙げ、その後の下ろす動作をゆっくり行いましょう。

これにより筋肉に負荷をかけ続けることができ、限界まで追い込みやすくなります。

さらに、下げる動作は、上げる動作よりも耐えやすい性質があります。

上げる動作を反動を使用してカットすることで、初心者でも一人で追い込みやすくなります。

こうした方法を取り入れることで、心理的な限界を少しずつ突破しやすくなり、より効率的に筋肉を鍛えることが可能です。

ただし、最初から反動を使うのはNGです。正しいフォームが身につかず、鍛えたい部位に負担が乗らなくなります。

短い休憩を挟んで再挑戦(レストポーズ法)

限界に達したら、15秒程度の短い休憩を挟み、再度挑戦する「レストポーズ法」も有効です。

この方法により、筋肉にさらなる刺激を与えることができます。

高回数にする

初心者の場合、1セット10–15回が教科書的な推奨回数ですが、あえて30回程度の高回数で行う方法も効果的です。

高回数の利点

高回数で行うと負荷が小さくなり、正しいフォームを習得しやすくなります。

また、初心者に多い怪我のリスクを軽減できる点もメリットです。

経験や感覚が不足している段階では、適切な負荷設定が難しいため、「高回数で正しいフォームを身につけることを優先」しましょう。

そして徐々にウェイトを重くして、10~15回で限界になるように調節していきましょう。

正しいフォームを重視する

初心者が筋トレを始める際には、正しいフォームで行うことが最も重要です。

正しいフォームは、鍛えたい筋肉に効果的に負荷をかけるだけでなく、怪我のリスクを減らせます。

鏡でフォームを確認する

自宅でのトレーニングでは、鏡を使ってフォームを確認しましょう。

自分の動きが正しいかを視覚的にチェックできます。

さらに、筋肉の伸縮の動きに注目し、目で筋肉の動きを観察することで、「脳で負荷がかかっている感覚」をイメージしやすくなります。

このイメージを持ちながらトレーニングすることで、筋肉への負荷をさらに強める効果があります。

また、鍛えたい筋肉を手で触りながら動作を行うと、実際にその部位が使われているかを確認できます。

この方法は、負荷が正確にかかっていることを実感でき、トレーニングの精度を向上させるのに役立ちます。

筋トレ動画を参考にする

信頼できる筋トレ動画を参考にするのもおすすめです。

特に筋肉が大きく、引き締まった体型のトレーナーの動画は、筋肉の動きを理解しやすくなります。

動画を見ながら動きを真似することで、正しいフォームが身につきやすくなり、自分では確認しづらい背中などの部位にも効果的にアプローチできます。

筋トレに便利な器具3選

懸垂台

懸垂台があれば上半身の大部分を鍛えることが出来ます。

負荷も強いので、細マッチョを目指すならこれだけでも十分。

懸垂台で出来る種目
  • 懸垂(背中・二頭筋)
  • 逆手懸垂(背中・二頭筋)
  • ディップス(三頭筋・大胸筋)
  • レッグレイズ(腹筋)

これらの種目を組み合わせることで、背中、二頭筋、三頭筋、腹筋、大胸筋など、上半身全体をバランスよく鍛えることができます。

特に、自重トレーニングを重視する方には非常に効果的です。

懸垂台を選ぶ際は、安定性が高く耐荷重がしっかりしているものを選びましょう。また、種目の幅を広げたい場合は、ディップス用のバーやレッグレイズ用のパッドが付いているモデルがおすすめです。

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ダンベル

ダンベルは筋トレで必須級アイテム。

ダンベルがあれば全身を鍛えることが可能です。

ダンベルの種類

  • プレート式ダンベル
  • ダイヤル式ダンベル

プレート式ダンベル

プレート式ダンベルの特徴
  • スポーツ用品店などで手に入りやすく、軽量であれば価格も手頃。
  • 一度購入すれば一生使える
  • 重量変更に時間がかかる
  • 高重量を扱う場合、プレート代の出費が大きい

プレート式ダンベルは、バーを含めて10kg以内に抑えるとコストパフォーマンスが非常に良いです。

しかし、重量が増えてくると以下のデメリットがあります。

  • プレートがかさばり、扱いにくくなる。
  • 重量の取り替えに時間がかかる。
  • 収納スペースが必要になる。

これらの理由から、高重量を扱う場合はプレート式ダンベルの利便性が低下します。

一方で、10kg以内であれば価格が手頃で、コンパクトかつ持ちやすいため、初心者にオススメです。

ダイヤル式ダンベル

ダイヤル式ダンベルの最大のメリットは、重量変更が非常に速いことです。

ダイヤルを回すだけで重量を調整できるため、プレートを取り外す手間がなく、トレーニング中の時間短縮に繋がります。

しかし、以下のデメリットもあります。

  • 価格が高い
  • 耐久性の問題

安価なものでも2~3万円程度の出費が必要です。

使用頻度や扱い方によっては、ガタつきが生じたり、壊れる可能性があります。

初心者はプレート式から始めて、必要に応じてダイヤル式に移行すると良いでしょう。自分の目的や使用頻度に合わせて選んでください。

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ベンチ台

ベンチ台は、特に大胸筋を鍛えるために欠かせない器具です。

ダンベルと組み合わせることで、以下のような種目が可能です。

  • ダンベルベンチプレス(大胸筋)
  • ダンベルフライ(大胸筋)
  • レッグレイズ(腹筋)

ベンチ台の種類

ベンチ台の種類
  • 角度調節可能なベンチ台
  • 固定式ベンチ台

角度調節可能なベンチ台

インクラインやデクラインの角度で多彩なトレーニングが可能。

安価なモデルは耐久性に不安があるため、ある程度強度が高いものを選ぶことが重要。

高重量を扱う予定がないのであれば、角度が調節できる方を買ったほうがいいでしょう。

固定式ベンチ台

シンプルな構造で耐久性が高く、安価なものでも耐久性が十分あります。

角度は調整できませんが、出来なくなる種目も少ないので、そこまでデメリットはありません。

私が使っているベンチ台は5000円台で耐久度300kg、自立可能なタイプです。狭いスペースでも使えるのでおすすめです。

初心者向け!筋トレ分割法の考え方とメニュー例

筋トレにはさまざまな方法がありますが、初心者には「分割法」を取り入れるのがおすすめです。

分割法とは、鍛える部位を分けてトレーニングを行う方法

一度に全身を鍛えるよりも、「特定の部位に集中して効率的に鍛えられる」のが特徴です。

ここでは、初心者向けに分割法の考え方と具体的なメニュー例を紹介します。

筋トレ分割法とは?その種類と特徴

全身法

1回のトレーニングで全身を鍛える方法です。

メリット

  • 初心者にも分かりやすく、全身をバランスよく鍛えられる
  • 頻度を上げることで、トータルの筋トレ時間を増やしやすい

全身法は、筋トレを始めたばかりの初心者に特におすすめの方法です。

全身をバランスよく鍛えることができるので、筋肉が偏って発達することを防ぎやすいのが特徴です。

また、トレーニング頻度を増やすことで、筋肉に与える刺激が増え、初心者でも短期間で効果を実感しやすいでしょう。

デメリット

  • 後半の種目ほど疲れが出て集中力が途切れやすい
  • 1種目にかける時間が少なくなるため、負荷が分散されやすい

後半の種目になるほど疲労が蓄積し、集中力が落ちることがデメリット。

そのため長時間のトレーニングには向かず、トレーニングの順番を考えないと、発達にばらつきが出てきます。

また各種目にしっかり時間をかけられないため、各種目の習熟度が遅くなります

初心者が全身法を取り入れる際は、1回のトレーニングを30~40分程度に抑えることを意識しましょう。

短時間で効率的に行うことで、集中力を保ちながら全身を鍛えることができます。

3分割法

全身を3つの部位に分けて鍛える方法。

例として「胸・背中」「肩・腕」「脚」などの分け方がある。

メリット

  • 一部位あたりの負荷を十分に高められる。
  • 週3回のトレーニングで効率よく体を鍛えられる。

3分割法は、ある程度トレーニングに慣れた中級者以上におすすめの方法です。

この分割法では、1回のトレーニングで特定の部位に集中して負荷をかけられるため、筋肉の成長を促しやすいのが大きなメリットです。

例えば、週3回のトレーニングを「胸・背中」「肩・腕」「脚」と分けて行うと、効率よく全身を鍛えつつ、適切な休息日も確保できます。

3分割法の週3回のトレーニングで、ボクサーのような細マッチョ体型を目指すことが可能。

さらに、筋肉を大きくしたい場合は、「3日筋トレ+1日休む」のスケジュールを採用するとよいでしょう。

この方法で負荷を高めながら筋肉を効率的に成長させられます。

4分割法以上(上級者向け)

全身を4つ以上の部位に細かく分けて鍛える方法。例として「胸」「背中」「肩」「脚」などに分けるのが一般的。

メリット

  • 特定の部位に高強度の負荷をかけられる。
  • それぞれの筋肉を最大限に発達させることができる。
  • トレーニング内容が専門的になるため、効率が非常に高い。

上級者向けの4分割法以上は、全身をより細かく分けて鍛えることで、特定の部位に徹底的に追い込むために採用されるトレーニング方法です。

例えば「胸」「背中」「肩」「腕」「脚」と分けた場合、それぞれの部位に集中してトレーニングできるため、筋肉を最大限に発達させることが可能です。

この分割法は、すでに基本的な筋トレに慣れ、ボディビルダーのような体型になりたい人に特に適しています。

筋肉が大きくなるほど、要求される刺激(経験値)が多くなります。
例えるなら、レベルの低い敵を倒しても経験値がもらえないイメージです。

デメリット

  • トレーニング頻度が増え、時間の確保が難しくなる

4分割法以上では週4回以上のトレーニングが必要になるため、忙しい人にはスケジュールの調整が難しくなることがあります。

トレーニングに十分な時間とリソースを割ける上級者に最適ですが、初心者やボクサー体型くらいであれば、ここまで分割する必要性はありません。

全身法の筋トレメニュー

優先順位が高い部位を最初にするようにしましょう。

  • トレーニング時間は30~40分
  • トレーニング頻度:週に最低でも2回推奨

トレーニング例

  1. 腕立て伏せ(プッシュアップ)
  2. 懸垂(またはダンベルローイング)
  3. レッグレイズ or プランク
  4. スクワット(自重またはダンベル)

3分割法の筋トレメニュー

トレーニング時間は30~40分がオススメ。

一週間に一部位だけでもボクサー体型くらいには確実になれます。

1日目:胸・背中

  • 腕立て伏せ or ベンチプレス
  • 懸垂 or デッドリフト or ダンベルローイング

2日目:肩・足

  • サイドレイズ、フロントレイズ、リアレイズ
  • ブルガリアンスクワット
  • レッグレイズ or アブローラー

3日目:腕

  • アームカール
  • ディップス or フレンチプレス

5分割法の筋トレメニュー(フルスペクトラム)

5分割法は週5〜6回のトレーニングを必要とするため、上級者におすすめです。

1日目:胸

  • ダンベルベンチプレス
  • インクラインダンベルベンチプレス

2日目:背中

  • デッドリフト or ローイング系
  • 懸垂

3日目:肩

  • サイドレイズ
  • ショルダープレス
  • リアレイズ

4日目:脚、腹筋

  • ブルガリアンスクワット
  • レッグレイズ

5日目:腕

  • ダンベルカール
  • ハンマーカール
  • フレンチプレス
  • ライイングトライセプスエクステンション

筋トレ初心者のよくある質問

筋トレを始めたばかりの初心者には、疑問や不安がたくさんあるはずです。

ここでは、筋トレ初心者からよく寄せられる質問について解説していきます。

ガリガリのまま筋トレをしても意味がない?

筋トレは「ガリガリ」の状態でもしっかり効果があります。

筋肉はトレーニングの刺激に反応して成長するので、体型に関わらず始めることに意味があります。

むしろ、筋トレをすることで食欲が増進され、効率よく体重を増やす助けになります。

ただし、体重を増やしたい場合は筋トレだけでなく、カロリー摂取量を消費量より多くする「オーバーカロリー」の状態を意識しましょう。

まずは太るべき?

体重を増やすことは筋肉をつけるために重要な要素ですが、「筋トレをしないまま太る」のはおすすめしません。

筋トレをしながら体重を増やすことで、筋肉の増加を中心とした体重増加が期待できます。

また、単に体重を増やすだけでは脂肪が増えやすく、バランスの悪い体型になる可能性があります。

筋トレと食事管理を並行して行い、健康的に筋肉量を増やすことが大切です。

「プロテインは必要?」

答えは「必要性が高い」です。

プロテインは筋肉の主成分であるタンパク質を効率的に摂取できるサプリメントです。

筋肉合成にはタンパク質が欠かせないため、1日の摂取量を確保するためにプロテインを活用するのは非常に効果的です。

  • 筋トレをしている人:体重×1.5〜2g
  • 例えば、体重60kgの場合、90g〜120gのタンパク質が必要

ただし、食事から十分なタンパク質が摂取できる場合は必ずしもプロテインが必要なわけではありません。

自重トレーニングだけで筋肉はつく?

自重トレーニングでも十分に筋肉をつけることが可能です。

ただし、体重以上の負荷は掛けられないので、ボクサーなどのアスリート体型なら十分可能ですが、ボディビルダーのような体はかなり厳しいですね。

自重トレーニングのメリットは、自宅で手軽に始められることと、怪我のリスクが比較的低いこと。

ただし、成長に合わせてウェイトを取り入れることでさらに効果的に筋肉を増やすことができます。

筋肉痛のとき筋トレしてもいい?

筋肉痛があるときでもトレーニングを行うことは可能ですが、痛みが強い場合は休養を優先してください。

筋肉痛は筋肉の修復過程で起きるもので、この期間にしっかりと栄養と休息を取ることで筋肉が成長します。

一方で、強い筋肉痛を無視してトレーニングを続けると、怪我やオーバートレーニングのリスクが高まります。

また単純にパフォーマンスが下がるので、筋トレをするメリットがあまりありません。

毎日するべき?

筋トレは毎日行う必要はありません。

筋肉はトレーニング中ではなく、トレーニング後の休息中に成長します。

そのため、休息をしっかり確保することが重要です。

初心者の場合は、週2〜3回のトレーニングから始めるのが効果的です。

全身を1回で鍛える「全身法」や、部位ごとに分けて鍛える「分割法」を組み合わせると無理なく継続できます。

  • 初心者:週2〜3回
  • 中級者:週4〜5回
  • 上級者:部位分割を取り入れ、週5回以上

筋肉育成に役立つサプリ3選

筋肉を効率的に育成するためには、トレーニングや食事だけでなく、適切なサプリメントの活用も非常に効果的です。ここでは、筋肉育成に特に役立つ3つのサプリメントをご紹介します。

1. カーボパウダー(粉飴、スポーツ飲料の粉)

炭水化物を手軽に補給できるパウダー状のサプリメント。

メリット
  • トレーニング中のスタミナを維持する
  • 筋肉のエネルギー源であるグリコーゲンを効率的に補充できる
  • 吸収が速いので、トレーニング中に摂取すると効果的

どんな人におすすめ?

筋肉を増やしたいが体重も増えにくい人や、トレーニング中のエネルギー不足を感じる人に最適です。また、食事で炭水化物を十分に摂取しづらい方にも便利です。

摂取方法

水やスポーツドリンクに混ぜて飲むのがおすすめ。トレーニング中やトレーニング後に摂取すると、より効果的にエネルギー補充ができます。

プロテイン

筋肉の成長に欠かせないタンパク質を効率的に摂取できる粉末状サプリメント。

メリット
  • 筋肉の回復と成長をサポート
  • 食事で十分なタンパク質を摂れない場合の補助食品として最適
  • 手軽に摂取できるため、忙しい人にも便利

どんな人におすすめ?

筋トレ初心者から上級者まで、すべての人に必要なサプリメントです。特に、食事でタンパク質が不足しがちな人に適しています。

摂取方法

1日2〜3回を目安に、トレーニング後や朝食時に摂取するのが理想的です。水や牛乳に混ぜるだけで簡単に飲めます。

マルチビタミン

体の代謝や回復をサポートするビタミンやミネラルをバランスよく摂取できるサプリメント。

メリット
  • 栄養不足を防ぎ、トレーニング効果を高める
  • 筋肉の修復や成長に必要な代謝をスムーズに進める
  • 疲労回復を助け、免疫力を向上させる

どんな人におすすめ?

食生活が不規則な人や、筋トレによる疲労感が強い人に適しています。

また、食事だけで必要なビタミン・ミネラルを補いきれない場合にも役立ちます。

摂取方法

1日1回、食事と一緒に摂取するのが基本。吸収を高めるため、脂肪を含む食事と一緒に摂ると効果的です。

まとめ

筋トレ初心者が知っておくべき基本やメニュー、器具の選び方についてご紹介しました。

  • ガリガリでも筋トレは意味がある:筋肉をつけることで体型改善だけでなく、自信や健康も得られます。
  • 分割法を使い分ける:全身法から分割法まで、自分の生活スタイルや目標に合った方法を選びましょう。
  • 器具を活用する:懸垂台やダンベルなどを取り入れると、トレーニングの幅が広がります。
  • 食事と休息も重要:筋トレ効果を最大化するには、タンパク質摂取や十分な休息も欠かせません。

まずは小さな一歩を踏み出し、筋トレを習慣にすることから始めてみましょう!継続することで、きっと理想の体へと近づけます。

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この記事を書いた人

ガリガリと言われるのが嫌で筋トレを始めた。
独学で筋肉を20kg以上増やすことに成功。
現在のトレーニング理論は山本義徳先生を参考にしている。

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