昔はプロテインは筋肉増強剤的なイメージがついていて、副作用などがあって危険なものとして見られていました。
今では筋トレの文化が発展し、プロテインはただの食品という認識が定着してきて、悪いイメージはかなり払拭されました。
とはいえ、やはりプロテインを飲むとデメリットはあるのではと疑問に思う人も多いです。
今回はプロテインを飲むデメリットについて紹介したいと思います。
プロテインに副作用はある?デメリットについて
プロテインはあくまでも牛乳や大豆などを原料とした食品なので、基本的には副作用はありません。
デメリットというものは特にないですが、人の体質によってはデメリットになる場合もあります。
腹痛・下痢をする可能性がある
プロテインの中でも牛乳を原料として作られているホエイプロテインは、飲むとお腹が痛くなる場合があります。
これは牛乳に含まれる乳糖が原因です。
人によってはこの乳糖に対する耐性がなく、消化できない場合があります。
人の体は消化されていない物質が腸にたくさんあると、腸の中の水分を増やして濃度を調節します。
これが下痢の要因になるのです。
人工甘味料が含まれている製品が多い
プロテインの大半は人工甘味料が含まれています。
現在では人工甘味料は害はないとされているので問題ないですが、人工甘味料を生理的に受け付けない人にとってはデメリットになります。
飲んだからといって、劇的な体の変化はない
プロテインは食品ですので、飲んだからと言って筋肉が急激につくといったことはありません。
ですが、肉体改造にはタンパク質は必須なので、長期的にみると効果はあります。
お金が掛かる
プロテインは筋肉がつけばつくほど、飲む量も多くなるのでお金がかかります。
普段筋トレしていない人や健康維持くらいの人の場合は、そこまでプロテインを飲む必要ないです。
ただ、ザバスやDNSなどのプロテインはかなり割高なので、プロテインに詳しくないとお金が必要以上に掛かってしまいます。
プロテインを飲む理由・メリットとは
鍛えている人はほとんど飲んでいるプロテイン。
プロのボディビルダーやマッチョ達が飲むのには、理由があります。
その理由について紹介します。
手軽に栄養補給
プロテインを飲む理由はなんといっても手軽だからです。
水にプロテインを入れてシェイクするだけで飲むことが出来ます。
もし食べ物からタンパク質を得ようとすると、肉・魚をわざわざ焼いて食べなければなりません。
とても面倒で忙しい社会人には、続けるのも困難です。
腐らないので持ち運びができる
プロテインは腐らないので、外出先に持っていくことが出来ます。
夏で湿気が多くても、プロテインなら腐る心配はありません。
今ではペットボトルにプロテインを簡単に入れることが出来る容器があるので、いつでもすぐにプロテインを飲むことが出来ます。
胃腸への負担が掛からない
肉や魚などの場合は消化をするのに胃腸への負担がかかります。
プロテインは消化する手間がないので、胃腸への負担が少なくて済みます。
低カロリー
プロテインには脂質などの余分な栄養素がほとんどありません。
なので、カロリー等を気にせず不足しているたんぱく質を効率よくとることが出来ます。
プロテインに対する疑問
プロテインを飲みすぎると腎臓や肝臓に悪いのでは?
プロテインを飲むことでよく心配されることは、タンパク質を多くとると腎臓や肝臓に負担が掛かりすぎて健康に悪いのではないかということです。
ですが実際はタンパク質を取りすぎても健康障害がおこるという科学的根拠はありません。
というのも超重量級のボディビルダーは一日に2kgくらいの肉を食べる人もいます。
それに厚生労働省の報告によると
しかし現時点では、タンパク質の耐容上限量を設定しうる明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。
そこで、耐容上限量は設定しないこととした。
プロテインを飲むと太る?
プロテインに対する疑問で太るのを心配される方も多くいます。
現在のプロテインのほとんどは低カロリーなので、まず太ることはありません。
プロテイン20gを水で割って飲んでも、50kcalくらいしかありません。
よほど飲みすぎない限り太ることはないでしょう。
まとめ
プロテインを飲むこと自体にデメリットは特にないです。
人によってはお腹を下すこともありますが、プロテインが問題というよりも牛乳自体がその人に合っていないだけです。
ホエイプロテインがだめならソイプロテインを使えば、下痢の心配もなくなります。
上手く活用すればメリットしかないので、筋トレする人もそうでない人も何も気にせずプロテインを飲みましょう。