筋トレやダイエットで水をたくさん飲んだ方がいいとされています。
でも、水分を補給するメリットを詳しく語っている人はあまりいません。
そこで、何故水分補給が筋トレとダイエットに効果的なのかを紹介します。
筋トレで水分補給が必要な理由とは?
人間の体はほとんどが水分で出来ています。
血液も80%は水で出来てますし、筋肉も70%は水です。
人間の体内で起こる食べ物の消化や皮膚を作るなどの活動全て水分を必要としています。
筋肉も同様で、体脂肪を分解するときやエネルギーを作るとき、筋肉を合成するときなどにも水を使用しています。
水は細胞が栄養素を受け渡しするのにも必要で、老廃物を排出役割もあります。
水分が足りないとどうなる?
体内の水分量が十分にないと体内の筋肉を作ったりするなどの働きが悪くなります。
つまり、栄養素が体中に行き渡りにくくなるので、筋肉が大きくなりずらくなります。
脂肪の燃焼する力も落ちるので、ダイエットにも悪影響です。
ストレスホルモンが多いと筋肉が落ちやすくなり、ニキビや肥満にもつながります。
※ストレスホルモン=コルチゾール
トレーニングのパフォーマンスが落ちる
体内が脱水状態になるとそれだけで筋力が落ちてしまいます。
そして、集中力も落ちてしまうので、トレーニングの質も下がりますし、ケガに繋がります。
体の水分が不足した状態でトレーニングをすると、寒さと水分不足で肉離れが起こしやすくなるので、積極的に水を飲むようにしましょう。
一日にどれくらい飲めばいいのか?
一日の水分補給の量はトレーニングをしない日でも
体重×6は飲んだ方がいいです。
体重60kgの場合
60kg × 6 = 3.6ℓ
になります。
トレーニング中に飲む水分量
トレーニング中に飲む最適の水分量は1.5ℓ~2ℓが好ましいです。
そして、可能であればスポーツドリンクの粉末を入れて飲むのがオススメ。
トレーニングドリンクとして入れるものは、アミノ酸の粉末サプリメントがいいです。
アミノ酸の粉末サプリメントには種類がある
トレーニング用のアミノ酸のサプリメントにはBCAAとEAAの二種類あります。
体内で生産することのできない9種類の必須アミノ酸のことをいいます。
必須アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンのこといいます。
現在BCAAが筋トレドリンクとして人気が高いですが、EAAの方が肉体改造に効果的です。
その理由は、筋肉を作るためには必須アミノ酸が全て材料として必要だからです。
なぜBCAAよりEAAの方がいいのか
BCAAに含まれているロイシンは筋肉を作る信号を発信するので、筋肉の合成を促すには効果的です。
ただ3種類の必須アミノ酸しか含まれていないため、筋肉の材料としては不足しています。
筋肉の材料が不足している状態で筋肉の合成が活発になると、筋肉を分解してアミノ酸を作ろうとするので、逆に筋肉が減りやすくなります。
なので、筋肉の材料が全て揃っているEAAのほうが効果があるということです。
そうすることでトレーニングをする頃には、体内のアミノ酸の濃度が高くなっているので筋肉の分解の心配はなくなります。
市販のスポーツ飲料は筋トレには不向き
市販で売っているスポーツ飲料といえば、ポカリスエットやアクエリアスが代表的ですが、筋トレするにはあまりお勧めしません。
なぜならアミノ酸が含まれていないから。
スポーツ飲料の中でもVAAMはBCAAは含まれていますが、必須アミノ酸全て含まれていません。
しかもBCAAの量も3gくらいしかないので、全然足りません。
なのでEAA入りのトレーニングドリンクを飲むのであれば、EAAの粉末を通販で購入しましょう。
まとめ
肉体改造やダイエットを成功させるには、水分補給が重要になってきます。
筋トレ初心者のうちはそこまで水分補給に拘らなくてもいいと思います。
初心者を抜け出して更なる高みを目指すのであれば、日々の水分補給とトレーニング中の水分補給は徹底した方がいいかもしれませんね。